2013年3月26日火曜日

12.解せない


マシューをしつけ教室に預けていた頃、
どうしても解せないことがあった。

“マシューくんママ”と呼ばれることであった。

トレーナーさんに“マシューくんママ”と呼ばれるたびに
私は「あ、飼い主です」と返答していた。

しかし、トリミングサロン、お散歩、ドッグラン、ドッグカフェ、
いたるところで飼い主は“ママ”“パパ”と呼ばれているらしいということを知った。
そうか、知らなかったなぁ、そういう文化。

今ではだいぶ“マシューくんママ”と呼ばれることに慣れたけれど、
それでもやはりどこか受け付けない。
私は母親になったことがないからかしら。



にしても、もうひとつ、これは長いこと理解し難いことがある。
マシューのゴットマザー・ヒサンの話だ。

ヒサンはいつもカエルのぬいぐるみを持ち歩いている。
それもなかなかな大きさだ。
三十路をとうに過ぎた女が、じつに痛い姿に見える。

”デュラン”と名前がつけられたカエルは、
ハワイのスパでバイトをしていたという設定だそうで、
主食はラベンダー、ハワイ大学の心理学科を出ているとのこと。
要するに、リラックス用品ということか・・・。
ヒサンと夜な夜なおしゃべりを楽しんでいるらしい。

ちなみに、ヨシオもデュランと話が出来る、らしい。



そんなヒサンではあるが、
公私ともにとても頼りになる友人である。
マシューを連れて(マシューに連れられて)いる姿はまるで絵本の1ページ。






2 件のコメント:

  1. マシュー君と一緒に暮らし、泣いたり笑ったりなどし、
    お世話しながら成長を見守っていることを総括すると、
    子育てとおんなじで、「ママ」と呼ばれるに値するってことでしょうか。でも私も違和感ありです(^_^;)

    お写真とってもいいですね!
    あと、ヒサンさんとデュランのおしゃべりもありやと思います。
     

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  2. ☆やちさん☆
    そうですね。
    「親」だと言える自信がまだ私にはないのかもしれません。
    いいかげんな人間なもので、
    命を預かっているということに未だビビッております。
    写真は、必殺スマートフォンです、あはは。
    じつは写真を勉強していた過去があるのですが、
    一眼レフどころかコンパクトカメラですら荷物になるのが嫌で持ち歩いておりません。
    引き続き”しましましゅー”、のぞきに来てくださいませ。

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