2013年8月17日土曜日

107.生まれながらに、ってことでしょうか

今日はトリミングデーだった。
マシューと通うトリミングサロンでは、
5月にビションフリーゼの7ベイビーが誕生していた。
3か月を過ぎ、お顔も性格も見分けがつくようになっていた。

きらきらの赤ちゃんビションにワイワイする私とは裏腹に、
おマシューはサロン到着なり相変わらず固まっていた・・

マシューがブルっていようとも、
私の目はキラキラのベイビーたちに釘づけ。
飼い主失格だが、だがしかし、かわいい、すげーかわいい。
喉元までもう一人のマルモがやって来たのを必死に抑え込むのだった。


夕刻、トリミング後のマシューのお迎え。
なにやら察したか、
赤ちゃんビションを見にヒサンもやって来た。
赤ちゃんビション、
マシューしか知らないヒサンは、そこで衝撃を受けていた。
そうだった、思い出した。
マシューが我が家にやってきた月齢4ケ月くらいの頃、
マシューはそりゃあもう、まさしく気狂い犬だった。

頭を振り回しながら走り回り、止まらない。
そして捕まらない。
目も合わない。
ゴハンも食べなければ、寝ない。
名前を覚えたかな、と思ったのは7か月を過ぎた頃だっただろうか。

1才を迎え、落ち着いてきたなと思っていたマシューだったが、
この月齢3ヶ月の赤ちゃんたちと同じくらいの行動パターンだった。
もうこれは、生まれながらに・・・という言い訳を
そろそろ使ってもいいような気がしてきた。
マシューの諸々、大変なところは遺伝子レベルの話なんじゃねーのかと。
帰り道、ヒサンがボソッとこう言った。
まあ、もうだいぶ慣れたからいいのだが。
それにしたって、赤ちゃんビションは細胞も新鮮、フレッシュだった。
全てがキラキラ~♪






2013年8月8日木曜日

106.飼い主不在が大好き

未だひとりで留守番が出来ないマシューである。
極力外出の用事や仕事は少なくしているが、
たまに、どうしても遅くなってしまうときがある。
深夜23:00までやっているお預け処の営業時間までに帰ってこれない。
しまった・・・

そんなときはもちろん彼女、

ヒサンがお預け処へマシューを引き取りに行ってくれる。

相変わらず留守番が出来ないマシューに、
外出時はいちいちお預けをしている私だ。
ほとほと嫌になってもくる。
己のことながらバカだ・・・まるでバカだ、オオバカだ、と凹むが仕方がない。
仕方がないんだ。
なによ、仕方がないんだから!

そんな愚痴はどうでもいい。
本日もそんなこんなで、ヒサンがマシューと私の帰宅を待っていてくれた。
マシューの初恋のカキさんも途中立ち寄ってくれたらしい。
マシューにとってスーパー嬉しい事態だ。

ヒサンが大好きなマシューだが、
それでもカキさんは段違いに大好きだ。
別次元に大好きだ。
カキさんの前ではヒサンは空気のような扱いを受ける。

持参したビールもなくなり、
つまみもなくなったカキさんが帰ろうとしたところ、
愛するカキさんを引き留めたいマシューが新技を披露したとのこと。
呆れたヒサンが報告をしてくれた。
カキさんを横断したまま動かない。
力ずくでどうにかしようとしたようだ。
やるな、マシュー。
お前の愛は十二分に伝わっていると思うぞ。

そしてカキさんがいなくなると、
手のひらを返したようにヒサンヒサン、である。
ネンゴロネンゴロ、スリスリ。
まったく現金な奴だ。

しかし、これは”しまった”、である。
私の不在は、むしろマシューにとって楽園となっているではないか!


さて、大好きなカキさんに顔がモーレツに臭いことがバレてしまった本日、
飼い主としてはマシューの恋のためにどうにかしてあげたい。

臭くては叶わぬ恋、
そうだ、明日はシャンプーをしよう。






2013年8月2日金曜日

105.気付けば8月

毎月13日はヒサンの日だそうだ。



つい先ほど、長岡の花火大会の中継に涙する私の前で、
ふいにヒサンがそんなことをぬかしやがった。

そして、勢い収まらないままに、
ヒサンはこの20年、アラレちゃんになるために生きてきたんだとさらにぬかしやがる。
Dr.スランプアラレちゃんになりたいというのだ、30半ばの女がだ。

なんなんだ、急に。



どうやらアラレちゃんコラボのTシャツとオーバーオールが欲しいようだ。
買わないで後悔するくらいなら、買ってまえ、と言うと
モウレツに怒りだした。
「ヒサンは歯医者に15万かかったの!」

そうだ、ヒサンは前歯を折って歯医者に通っていた。
前歯は3,000円で直ったが、
色々お直しが見つかって、総額15万かかってしまったようだ。

プンスカプンスカ、
スマートフォンでアラレちゃんTシャツを眺めるヒサンである。



そんな8月の幕開け。